テオバルド1世とシャンパーニュ
テオバルド1世とシャンパーニュ
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シャンパンの歴史は、1201年に生まれたある一人の重要な人物と強く結びついています。その人物の名はテオバルド1世(ティボー4世)。当時強大な勢力を誇ったシャンパーニュ地方の領主として君臨した伯爵です。
テオバルド1世の家系は十字軍と関わりが深く、伯爵自身も聖地エルサレムへの遠征軍を率いたと言われています。また、生涯で500以上の作詞・400以上の作曲を手がけるなど詩人としての評価も高く、当時の芸術と文化の重要な後援者でもありました。
歴代の伯爵の中でも特別に有名な存在であり、シャンパーニュ地方の洗練と優雅さの象徴として歴史にその名を刻んでいます。
何よりも重要なのは、今日のシャンパンのアイデンティティが形成され始めたのが13世紀・テオバルド1世の時代であったという点です。
シャンパーニュの冷涼な気候でワイン造りを行うのは困難をともなう挑戦でした。冬の到来とともに寒さで発酵が止まってしまったワインは、暖かい春を迎えて再び発酵を始めます。それは本来望ましくないプロセスのはずでした。しかしこの二次発酵の結果、ワインは自然に炭酸化し、予期せぬ魔法が生まれたのです。
偶然から生まれた魔法のワインが、やがて修道士たちの手によってシャンパンとして完成された、というのはよく知られているストーリーですが、その歴史に関わる修道院の2つを建立したのがテオバルド1世でした。
FILLICO CHAMPAGNEのメゾンの一帯は、なんとその修道院のかつての敷地にあたります。歴史は、シャンパーニュ地方にブドウ造りがもたらされたローマの時代から、テオバルド1世の時代を経て、現代まで1本の線でつながっているのです。
FILLICO CHAMPAGNEがボトルを美しく着飾る理由。それは、この長大で優雅な歴史への敬意に他なりません。今日、栓を開けられるすべてのシャンパンボトルは、17世紀から続く美しい祝杯のリレーのバトンなのです。
テオバルド1世の時代の洗練された文化の精神は、今でも一口一口から味わい、感じ取ることができます。人類が手に入れたこの最も贅沢な「偶然の魔法」を受け継ぎ、より美しい姿で現代から未来へと届けることが、FILLICO CHAMPAGNEの使命だと考えています。
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